こんばんは、いとです。
書くと話していたイベントの記録記事、やっと共有できます。遅くなりました。
今回参加したのは、「月間2,900万人が利用する「Ameba」のブランド戦略とデザインシステムまで」という副題?通り、ブランディングとデザインの関係、そしてそれをどう実際に落とし込むかというお話でした。
実際の事例を元にストーリー立ててお話しいただけたので、非常に想像がしやすく勉強になりました。
ぽつぽつとしたメモしか残っていないので、細かなニュアンスが違っていそうですが。
覚えている範囲で項目ごとに共有します。
目次
参加イベントについて
【クリエイター向けウェビナー】
100年愛されるメディアにするために〜「Ameba」16年目の進化~
https://cyberagent.connpass.com/event/191572/
開催日時:2020/11/18(水) 19:30~20:30
『進化するためのブランド戦略』- 武本 敏治
ブランディングとは、ブランド「らしさ」を伝え、届け、心の中に醸成させることである。
では、ブランド「らしさ」とは何か。
Amebaはサービス開始から16年が経過し、Ameba「らしさ」が迷子になっていたため、組織のベクトルを合わせるためにも「らしさ」を再定義する必要があった。
そのため社内アンケートを行い、らしさの見える化を行ったとのこと。
下記に実際に使用されたスライドが公開されていたので、リンクを貼っておきます。
『らしさを体現するためのデザインシステム』- 本田 雅人
ひとつ前のセッションで、らしさの再定義が行われました。
それを元に、再定義されたAmebaらしさをサービスに落とし込む方法がここで伝えられます。
このセッションでは、「Spindle=紡錘」という言葉が多用され、印象に残りました。
Spindleは「生きたコンテンツをつむぐ」というブランドコンセプトを体現する道具であり、Amebaにおける「らしさ」を落とし込むキーワードのように思います。
また、使用するソフトの選定についてもここで語られました。
基準はあくまで、「使われるデザインシステム」とするためにどうしたらいいのか。
ここで作成されるSpindleはあくまで土台なので、この土台を元に実際のサービスが提供されていきます。あくまで指針なので強制はしないよ、でもちゃんと頭に入れておいてね、というスタンス。
ただ、これが共有されていなければ結局また「らしさ」が迷子になるので、自由がなくならない程度に土台として共有されるべきもの。
そうでなくてもデザインのはやりすたりはあるので、がちがちに固めてしまうと時代遅れになった時に再度様々な見直しが必要になりますからね。
途中で提示されたのがこちらの資料。
「Ameba」15年の負債を払拭するカラーパレットのメソッド
色だけでも、こんなに決めることがあるんですね!
このセッションの途中で、自分のメモ代わりに呟いていたツイートを掲載しておきます。
結局、違いがまだ分かっていないので、ちゃんと比較の時間を取って、またここで共有します。宣言したので逃げない!
『ブランド定義と並走して行う、機能改善のやりかた』- 茂木 栞
一つ前のセッションで、らしさを具体的にサービスへ落とし込むための枠組みが作成されました。
それを元に、ここでひとつひとつのサービスへ落とし込む作業についてが伝えられます。
KPIという言葉がデザインの話の中で出てくることに驚いたのが強く印象に残っています。
ですが、確かにKPIってデザインにもかかわってくるんですよね。というか、設定は可能。失念していたことが恥ずかしいくらいです。
ここだったかこの次のQ&Aだったかで、新サービスの開発と同時にブランド定義が行われていたため、新サービスのデザイン作成時にはまだブランド定義が共有されていなかった、という話がありました。
けれど、らしさの共有はされていたので、特に問題なく開発を進められたという話に、同じ方向を見ることの大切さを再確認しました。一番最初のセッションで語られた「らしさ」がここでも生きてきます。
最後に
いわゆる上流工程から下流工程という流れの中で、どのようにブランド「らしさ」を定義し、どのように「らしさ」を利用し、どんな風に「らしさ」を表現するのか、を一連の流れの中で教えていただいたと思っています。
あくまで大きな枠組みを作成して、少しずつ小さな枠組みへと落とし込んでいく。という順番。これを逆にすると、「らしさ」が迷子にしかならず、ブランディングは不成立となります。
これから新しくサービスを始めるにしろ、既存のサービスを見直すにしろ、この観点は非常に重要だなと感じました。
わたしもまずはこのサイトに「らしさ」をちゃんと定義してみたいな。