「探しにいこう。本当のあなたを。」女王の化粧師

「探しにいこう。本当のあなたを。」女王の化粧師

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こんばんは、いとです。

最近、女王の化粧師、という小説に夢中です。

女王の化粧師
             
五人の候補者が次期女王の座を競う小国デルリゲイリア。
ある日、花街の化粧師であるダイの下に、女王候補の遣いと称する男ヒースが現れる。
ダイの腕を見込んだ男は、専属の職人にとダイを誘うが、主となる娘は“最も玉座から遠い”と言われていて!?
「わたしにできることはただひとつ。あなたを、あなたが望むように美しくするだけ」
WEBで大反響! グランドロマン開幕!!

女王の化粧師は、一応少女小説のくくりになるらしいのですが、お仕事小説であり、主従小説であり、異世界ファンタジー小説であり、恋愛小説です。一言ではとても説明が難しい。
ただこのお話、わたしは、必死に、前向きに、ひたむきに生きている人たちの群像劇だとも思っています。
誰もが悩み、嘆き、惑い、そうしながら前に向かって進んでいくお話。

終活してる主従もいますが、あれはあれで・・・。
(国の終わりを見据えて整える君主はいても、実際にそれをした後に退位する話って、他で読んだ記憶がないです)(いや、まだ退位はしてないんですけど、今のストーリー展開だと退位以外の選択肢が見当たらないので)(そもそも即位時から退位前提だったのがもう、もう・・・)

現在電子書籍限定ですが、三巻まで発売されています。
が、これでまだ、壮大な物語のプロローグの途中。次巻四巻でおそらくプロローグに決着がつき、その先があらゆる意味で本番です。

・・・なぜ、その先の展開を自信をもって言えるか、というと、この物語は元々オンラインノベルだからです。
作者である千 花鶏 (せん・あとり)さんが運営するBARROCO (バロウコ)で続きが読めるんです。

※オンラインノベルとは
インターネット上で公開されている小説のこと。オンライン小説。オンノベ。
「小説家になろう」や「カクヨム」などの小説投稿サイトで公開されている小説もここに含まれます。

わたし、元々感情移入して読むので、小説読んでる時に涙がこぼれやすいんですけど、この話は三幕以降ぼろぼろ泣いてます。苦しくて、悲しくて、愛しくて。心臓がぎゅってなる。
かと思えば、ヒーローがヒロインの名前を呼ぶだけのシーンで「エッロ」って赤面したり(商業小説二巻でこの場面に挿絵がついていたの、本当けしからんです。えろすぎるのでもっとやってください)、ヒーローの名前を呼べない舌足らずな幼女陛下に和んだりと慌ただしい。

タイトルとあらすじから、女王候補の娘が女王になって、その化粧師としてダイがチート的な能力で女王の治世を支えて活躍する話を想像される方が多いと思うんですけど、違うんですよ。
活躍はするんだけど、そういうチート的な活躍ではないし、むしろ一時的に女王とダイは共依存の関係になるんですよ。お互いがいないと立っていられない、みたいな。
それが三幕で一皮剥けるんですけど、それでもやっぱり女王とダイの主従関係はいいんですよね。お互いのお互いに対する信頼感がすごい。

そもそも、どのようにしてこのお話にわたしが出会ったかというと、悪役令嬢になっても婚約破棄されても、今度こそ溺愛されて幸せになります!  試し読みまとめ本という本を読んだからです。
このシリーズの後宮・王宮編に、女王の化粧師が含まれていたんですよね。
なので、入りは小説ではなく漫画です。

最初はマンガUPでの連載分を少しずつ読み進めていたんですけど、六話くらいで続きが気になり出して原作小説を探したんです。
そして最初は小説家になろうで読んでいたんですけど、序章を読み終わって、いろんな意味でキました。

ネタバレになるから言えないのが辛い。
展開を知らないまま読んでほしいから言いたくもない。

それでも言えることは、ヒーローもヒロインも隠し事をしているんですけど、誰にも嘘は吐いていないんです。ただ隠しているだけ。
(オンノベでは一度だけ、明確にヒーローが嘘を吐いていますが、それはヒロインも把握しているし、仕方ないよなあ、と読者も思う嘘です。商業版では本当の本当に、一度も嘘を吐いていない)

何度読み返しても新たな発見がある序章。
オンノベ版でもいいんですけど、商業版は短くまとめながらもキャラクターの深掘りがされていて、物語の深みが増しています。
オンノベ版はオンノベ版で、作者の他の話を読んだ時に叫びたくなる仕掛けがたくさんあるんですけどね。ただ、そのせいで他作品を知らないととっちらかる印象になるのは事実なんですけど、そこをうまく商業版で書き直してるんですよ。すごい。

なので個人的には、導入として商業版を読んで欲しいんですけど、最終的にはオンノベ版も頭から読んだらいいと思っています。というより、気付いたら読んでいるので大丈夫。

ぜひ、女王の化粧師、みなさんも読んでみてください。
そして一緒にLet’s 狸狩り!

女王の化粧師
             
五人の候補者が次期女王の座を競う小国デルリゲイリア。
ある日、花街の化粧師であるダイの下に、女王候補の遣いと称する男ヒースが現れる。
ダイの腕を見込んだ男は、専属の職人にとダイを誘うが、主となる娘は“最も玉座から遠い”と言われていて!?
「わたしにできることはただひとつ。あなたを、あなたが望むように美しくするだけ」
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